「24時間換気システムの掃除をしたことがない」という方は、少なくありません。
24時間換気システムは、カバーやフィルターのホコリを取り除くことで、換気機能が正しく作動します。その結果、暮らしや健康にも良い影響を及ぼすでしょう。
心地よい日々を送るために、24時間換気システムの掃除は定期的におこなうことが大切です。
この記事では、24時間換気システムの掃除の仕方と掃除をしなかった場合のリスクなどについてご紹介します。
24時間換気システムの汚れが気になる方は、ぜひ参考にしてください。
もくじ
24時間換気システムを掃除する際は、下記4つの部位で工程を分けておこなうのがおすすめです。
1つずつの部位を、ていねいに掃除していきましょう。
掃除方法について、ご紹介します。
【本体の掃除の手順】
【本体の掃除に必要な物】
【給気口の掃除の手順】
【給気口の掃除に必要な物】
【排気口の掃除の手順】
【排気口の掃除に必要な物】
排気口の掃除は、24時間換気システムの種類によってやり方が変わります。
基本的には、給気口の掃除方法と変わりません。
【フィルターの掃除の手順】
【フィルターの掃除に必要な物】
フィルターに汚れが残っていると、24時間換気システムが正しく機能しなくなります。
そのため、フィルターは定期的なメンテナンスが必要です。
給気口・排気口のフィルターの掃除方法を、確認しておきましょう。
汚れが落ちなかったり、掃除ができないタイプのフィルターを使用していたりする場合は、買い替えが必要です。住宅会社かメーカーに問い合わせて、取り寄せましょう。
24時間換気システムの設備や種類によっては、カバーが外せないこともあります。その場合は無理に取り外さず、手の届く範囲のみを掃除しましょう。
カバー本体は拭き掃除で汚れを落とします。水拭きをした場合は、水滴が残っていると換気システムに故障や事故が発生する可能性があります。
しっかり乾かした状態で電源を入れるようにしましょう。
換気システム内部はカバーに掃除機をあてて、ゴミを吸い取る方法がおすすめです。
奥のほうのゴミまでは取りきれないため、しっかり掃除をしたい場合は、専門業者に依頼をしましょう。
専門業者に24時間換気システムの機器を掃除してもらう場合、費用が発生します。費用相場は、後述の「24時間換気の掃除は業者に依頼できる?」を参考にしてください。
24時間換気システムは、定期的な掃除が必要です。
手間と感じる方も多いと思いますが、なぜ、換気システムに掃除が必要なのでしょうか。その理由について、解説します。
24時間換気システムの定期的な掃除は、電気代を抑えることに繋がります。
24時間換気システムが汚れると、フィルターにもホコリが溜まっていきます。フィルターがホコリによって詰まると、空気をうまく排出できません。
換気効率が落ちると、換気システムのパワーを上げなくてはならず、電気代が余計にかかってしまいます。
定期的に掃除をしてホコリがたまらない環境を保つことで、換気システムが正しく機能し、その結果電気代が上がるのを防げます。
24時間換気システムを清潔に保つことで、カビやダニの発生リスクを抑えられます。
換気システムの汚れで換気効率が落ちると、空気が滞留する原因に。その結果、部屋の湿度が上がる・ホコリが溜まるといったことになり、カビやダニを呼び寄せてしまいます。
カビやダニは、アレルギーの原因になることも少なくありません。
とくに小さなお子様や高齢のご家族がいる場合は、できるだけ除去をしたい存在です。
掃除をすることで、カビ・ダニの発生を抑えられ、清潔な空気の中で家族皆が過ごせます。
シックハウス症候群は、建材や家具に使用されている化学物質が空気中に漂うことで発症します。
症状は、目がチカチカしたり、喉が痛くなったりといった内容です。吐き気や頭痛をもよおすことも少なくありません。
24時間換気システムが汚れ、換気機能が低下していると、化学物質を含んだ空気が部屋に停滞してしまいます。
それとは逆に、掃除が定期的におこなわれている換気システムは、常時、空気の入れ替えができている状態です。
化学物質を含んだ空気を家に留めることなく外に排出するため、シックハウスのリスクを下げられます。
※1 三菱電機『「24時間換気システム」に関する意識調査と換気機能の実態調査』
24時間換気システムの掃除に関して、わからないことや不安を抱える方は、少なくありません。
ここからは、24時間換気システムの掃除に関するよくある疑問と回答について、ご紹介します。
24時間換気システムの掃除の頻度は、2週間に1回が理想です。隔週ごとに、換気システムの掃除日を決めておくと良いでしょう。
2週間に1度掃除をしていれば、24時間換気システムに汚れの付着も多くなく、お手入れも簡単です。さっと拭き掃除をするだけで、充分キレイになるでしょう。
換気システムに汚れを溜め込むとさまざまなリスクが発生します。
機器によって違いがあるため、取扱説明書に記載の清掃時期を確認しましょう。
※1 三菱電機換気ソリューションPR事務局プレスリリース『室内の空気環境を整える「24時間換気システム」 一度も掃除をしたことがないという人が6割にも!』
24時間換気システムの掃除は、業者への依頼が可能です。
カバーが外れて内部まで洗えるタイプであれば、家事代行の会社や水回り掃除の会社などが対応してくれます。ハウスクリーニングを依頼した際は、オプション扱いとなることが多い傾向です。
カバーが外れないタイプは、電気工事店やリフォーム会社、換気扇のメーカーなど専門知識を持った業者に依頼をしたほうが安心です。
どちらに依頼をしても、分解して内部まで掃除をしてくれます。
費用相場は、くらしのマーケット『お風呂(浴室)クリーニング料金相場│作業内容や費用を抑えるコツ』 の記載ではカバーが外せるタイプなら2,000〜5,000円ほどが目安。カバーが外せない場合の清掃は、5,000円以上かかるケースが多いようです(2023年3月30日時点 ※2)。
金額は依頼する業者によって左右されるため、まずは見積もりを取りましょう。
※2くらしのマーケット『お風呂(浴室)クリーニング料金相場│作業内容や費用を抑えるコツ』
新築ではあたりまえとなってきた、省エネ性能をいちはやく中古マンションにも取り入れたのが、インテリックスのエコキューブ。
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24時間換気システムの掃除方法は、難しくありません。カバーが外せなかったり構造が複雑だったりする場合は、ムリをせずに専門業者に依頼しましょう。
24時間換気システムは適切なメンテナンスをおこなうことが大切です。定期的に掃除をして、快適な住まいと暮らしを保ちましょう。
高い換気性能や、健康的で快適な住まいに関心をお持ちの方は、高機能換気システムを備えたエコキューブをぜひご検討ください。
このメディアでは、ほかにも24時間換気システムの基礎知識について発信しています。住まいの断熱性・快適性を高めたい方は、ぜひご活用ください。
※1 三菱電機『「24時間換気システム」に関する意識調査と換気機能の実態調査』
※2 くらしのマーケット『お風呂(浴室)クリーニング料金相場│作業内容や費用を抑えるコツ』