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引越しの準備や手順など基礎知識を解説!見積もりや荷造りのポイントをチェック 

2017.07.30 2025.04.17

国立社会保障・人口問題研究所が発表しているデータによると、日本人は人生で平均3〜4回程度の引越しをします。引越しを行う際にはいろいろな手続きが必要で、早ければ2か月前から取り掛からないとスムーズに引越しできないこともあります。

また、効率のよい引越しを行うことにより、新生活をスムーズに踏み出せるともいえます。

本記事では引越しの基礎知識を解説していきます。

引越しが決まったら・・・

引越しが決まったら、まずは引越し会社に依頼するか、ご自身や友人、知人、家族などで行うのかを決めましょう。

引越会社に引越作業を依頼する場合には、複数の会社に見積もりを依頼するのがおすすめです。比較検討ができ、安く済ませることができるからです。

引越しの見積もり依頼

引越しの料金は、移動距離や荷物の量、日時などで決まります。電話でおおよその荷物の量を伝えるだけで料金を決める場合もありますが、引越し会社の担当者が訪問して引越しをする荷物を確認してから見積もり金額を算出するのが一般的です。

引越し料金は繁忙期の方が高く、閑散期は低くなるのが通常で、さらに平日の方が料金は低くなるものです。また、荷物を減らすことでもコストダウンができますので、見積もり金額が高いと感じた場合は、不用品を処分することも検討しましょう。

見積もり金額を比較したら、業者を決めて、予約をするというのが一般的な流れです。

引越し代以外にもこんな費用がかかる

賃貸住宅から引越しをする場合、引越し代以外にも費用が発生します。

代表的なのは原状回復費用です。賃貸住宅の場合、経年劣化による傷や汚れなどに対して状態を回復する義務はありませんが、意図的に開けた穴などは元の状態に戻す必要があります。

例えば、手入れを怠ったために残ってしまった汚れなどは原状回復の対象になります。

このほか、賃貸契約時に記載されているハウスクリーニング代、暖房器具清掃代などの支払いも行うことになります。事前に契約書を確認しておきましょう。

引越しの各種手続き

引越しをする場合、転出届や電気・ガス・水道会社への届出など、さまざまな手続きを行う必要があります。引越し当日までに、適切に済ませておきましょう。

管理会社に退去する旨を伝える

賃貸住宅の場合、引越しが決まったら管理会社に退去の連絡をするのが一般的な流れです。管理会社ではなく大家さんが管理業務を行っている部屋の場合は、大家さんに伝えるようにしましょう。

賃貸契約書に退去の連絡に関する項目がありますが、一般的には退去日の1カ月前までに連絡をするのが原則です。退去連絡が遅れると違約金が発生するケースもあります。

インターネットの工事予約

引越し先が決定したら、インターネットの移転手続きを行います。

引越し後、すぐにインターネットを使いたい場合は、早めにインターネット工事を依頼しておきましょう。

工事の内容は引越し先の状況にもよりますが、工事の申し込みをしてから実際に開通するまでに1カ月程度かかることもあります。手続きが遅れてしまうと、しばらくの間はインターネット無しで生活する可能性もあるので注意が必要です。

住所変更の手続き

引越しに伴う住所変更の手続きは、数が多いためチェックリストを作って漏れのないように行うようにしましょう。

主に、住所変更が必要なのは以下のものになります。

・銀行口座

・クレジットカード

・携帯電話

・NHK

・各種保険

・新聞や定期購読雑誌、など

同じ市区町村に転居する場合と、異なる市区町村に転居する場合では役所に提出する書類が異なります。この点も忘れずに確認しておくことが重要です。

郵便局の転送サービス登録

住所変更を行ったとしても、旧住所に郵便物が届いてしまうこともあります。

そうした旧住所宛の郵便物を、引越し先に届け直してもらえるサービスが郵便局の転居転送サービスです。

郵便局にある転居届に必要事項を記入し、郵便局の窓口やポストに投函すると1年間、無料で新住所に転送されてきます。

転居届は郵便局でもらえるほか、インターネットで申し込みを行うことでも利用することができます。ただし、インターネットでの申し込みの場合、本人確認済みの「ゆうID」でログインする必要があります。

水道・ガス・電気の手続き

引越しの手続きで重要なのがライフラインの手続きです。

新居に引越しても、手続きが完了していないと、水もガスも電気も利用することはできません。

水道局、ガス会社、電力会社とそれぞれで手続きをする必要があり、しかも手続きの仕方も異なるのが一般的です。引越しが決まったらなるべく早く手続きをするようにしましょう。

特に注意したいのがガスです。水道や電気は比較的作業が簡単ですが、ガスは元栓を開栓するのに担当者が行うケースがあるからです。この場合、開栓作業の日時が合わないと、ガスが使用できるまでにライムラグが発生することも考えられます。

不用品処分

引越しの際はモノを減らすことでメリットがあります。引越し代が抑えられることに加えて、荷造りの量も減るため引越し作業の負担も減らすことができます。持ち物を整理するには最適なタイミングと言えるでしょう。

不用品を処分するにはいくつか方法があります。自治体のごみ収集にゴミとして出したり、民間の不用品回収業者に引き取ってもらうほか、リサイクルショップに買い取ってもらうのもよいでしょう。

そのほか、知人や友人に譲ったり、寄付、フリマアプリやオークションを利用する、引越し業者に引き取りを依頼するなどの方法もあります。

不用品処分のポイントは

不用品を処分する方法について、7つ紹介しましたが、手間とお得さのバランスを考慮して行うようにしましょう。

例えば、フリマアプリやオークションを利用する場合、想定よりも高い値段で売却できる可能性がありますが、出品や配送作業などがあり、売却価格以上に負担に感じることもあります。その場合は、買取など多少安くても速やかに処分できる方法を検討しましょう。

また、型の古すぎる家電などは処分するのに費用がかかることや、引き取ってもらえないケースもありますのでご注意ください。

荷造りのポイント

引越しの際の荷造りは荷物を一つひとつ丁寧に荷造りしていく必要があり、膨大な作業になることが想定されます。そのためポイントを抑えながら進めていくようにしましょう。

まずは荷造りをする前に、荷物がどれくらいあるのか確認し、グループ分けすることが重要です。「リビング」「キッチン」「お風呂」といったようにグループに分けて荷造りを進めることで、スームズに荷物をまとめることができます。

荷造りの際に気をつけたいのは重いものは小さい箱に入れることです。また、ダンボールには新居での設置場所と内容を書くことで、引越し作業がスムーズに進められるようになります。

すべてのダンボールに通し番号を書いておくのもアイデアの一つです。全部搬入されているかの確認、紛失予防にもなります。

引越し後、荷解きがすぐにできるとは限りませんので、貴重品と2-3泊分の衣類と宿泊セットはスーツケースへ入れておくと非常に便利です。

荷造りの順番

引越しの荷造りには最適な順番があります。順番に見ていきましょう。

  • 不用品を処分する

新居で必要のないものまで持って行かないように、まずは要らないものを処分します。

  • 使用頻度の低いものを梱包する

毎日使うモノを梱包してしまうと、使う度に段ボールから出さなければなりません。例えば、シーズンオフの衣服など、現時点で使わないものから梱包しましょう。

  • 引越し当日も使うモノのための段ボールを用意する

例えば、歯磨きやシャンプー、ドライヤーなど身だしなみを整えるものは引越し当日も使うものです。そのため、各部屋やキッチン、洗面所などに当日まで使うモノ専用の段ボールを用意しておくようにしましょう。当日の最終的な荷造りがスムーズにいきます。

  • 冷蔵庫の整理をする

冷蔵庫は引越し日に合わせて冷凍食品などの食材を減らしておきましょう。引越しの数日前から食材を増やさないように、外食などで済ませるといった方法も検討しましょう。

モノ別の荷造りのコツ

同じ荷造りと言っても、荷造りするモノによってコツは異なります。ここでは、食器、家電、本、服に分けて、それぞれの荷造りのコツを紹介します。

  • 食器

食器は割れることも想定されるため、緩衝材として新聞紙に包んで荷造りをするのが基本です。

隙間があると配送中に揺れてしまうため、隙間なく段ボールに詰めるのもポイントの一つです。隙間が空いてしまった場合は、緩衝材や新聞紙を詰めるようにしましょう。

引越し前後に使うものを残して、早めに荷造りを進めるのもポイントです。緩衝材となる新聞紙を計画的に用意しておくことも、引越しには欠かせません。

  • 家電

家電は精密機械なので箱が残っているものは箱に詰めて梱包しましょう。炊飯器やトースター、ミキサーなどのキッチン家電、ドライヤーやヘアアイロンなどの美容家電は緩衝材に包んで段ボールに入れておくのでも構いません。

なお、テレビや冷蔵庫、洗濯機などは引越し業者が専用の布などで包んで運ぶのが一般的です。

パソコンやブルーレイレコーダーなどデータが保存されているものは、念のためバックアップを取っておくと安心です。

本は段ボールに詰めるだけで構いませんが、大きなダンボールではなく小さなダンボールが最適です。

重くても引越し業者は運べますが、ダンボールが重さに耐えられないことが考えられます。底が抜けてしまうと、引越し作業が中断してしまうこともあります。

本は使用頻度が高くないため、早めに荷造りを終わらせておくと引越し作業は楽です。

衣服を荷造りするポイントは、シーズンオフのものから始めることです。

ダンボールに「冬用」などと書いて、冬用の衣服を詰めておけば、荷造りを早めに完了することができます。また荷解きの優先度も低いため、引越し後はそのまましばらく置いておいても構いません。

引越し業者によっては、ハンガーのまま衣服がかけられるハンガーボックスを提供してくれるケースもあります。衣服の量が多い場合は、事前にサービス内容を確認してから、引越し業者を選ぶようにしましょう。

引越し当日にやること

リノベーションで叶える理想の暮らし

引越しをして鍵を返却すると、部屋に戻ることはできません。そのため、引越し作業完了時には、やるべきことを適切に行うようにしましょう。

退室前チェック

部屋を出る前に必ず行うことは、忘れ物のチェックです。そのほか、鍵の返却も忘れてはいけません。詳しく見てみましょう。

  • ホコリをチェック

引越作業で出たホコリをチェック。 入居時に預けた敷金の返却金額は原状回復費用がいくらかかるかによって決まることが多いのです。キレイなお部屋にしておくことで、戻ってくる敷金が変わるかもしれません。

  • 忘れ物をチェック

備付エアコンのリモコンやバルコニー用サンダルなど、置いていくもの、持って行くものを確認しましょう。

  • ブレーカーを下げる

電気のブレーカーを下げるのも忘れがちですので、注意して退出しましょう。

  • 鍵の返却

引越し先が遠い場合は、鍵のご返却を忘れると一苦労です。わすれずに返却しましょう。

  • 引越し料金の清算

引越し業者には、引越し当日に料金を支払います。一般的には現金清算が基本なので、現金を用意しましょう。

退去時は、管理会社や大家さんによって立ち会いが行われることが一般的です。時間に余裕を持って引越し作業を終えておくことも重要です。

新居でまず用意するもの

これは忘れがちですが、トイレットペーパーは買っておくことをお勧めします。

また、荷解きのためにはさみやカッターナイフ、新居を掃除する際に使いたいほうきやちりとり、雑巾などは手荷物に入れておくとすぐに使えて便利です。

そのほか、新居の床が汚れていることを考えるとスリッパが手元にあるといいでしょう。また、ゴミが出やすいため、大きめのゴミ袋を用意しておくと新居での生活がスムーズに始められます。

電気・ガスの使用開始

電気はブレーカーを上げ、水道は開栓すれば使用可能です。

ガスの開栓には、ガス会社スタッフの立会いが必要になりますので、余裕をもって立ち会い可能な日時に事前予約をしておきましょう。

設備をチェック

使用する際にあわてないよう、お湯は出るか、栓は閉まるか、コンセントや電話回線は通電してるか、このスイッチでどこが点くのか、トイレは流れるかなどの設備の確認をしておきましょう。

照明取付

照明器具が新居についていない場合は、暗くなる前に取付をしておきましょう。

ゴミの分別基準を確認

自治体によってゴミ回収日や分別基準は異なります。引越で出たゴミを新基準を守って整理、処分するため、確認をしましょう。

引越し後の手続き

引越し後、すぐに行わなければいけない手続きもあるため、最後にご紹介していきます。

  • 転居届・転入届

引越ししたら、引越し先の役所に転居届もしくは転入届を提出します。同じ市区町村内で引越した場合は転居届、別の市区町村であれば転入届です。

提出の際には、本人確認書類、印鑑、転出証明書(転入届の場合)が必要となるので、注意してください。

  • マイナンバーカードの住所変更

マイナンバーカードの住所変更は、引越し後90日以内に行わないと失効してしまうので注意してください。マイナンバーカードの住所変更をすると、電子証明書が自動的に失効するので、再発行手続きも忘れずに行いましょう。

  • 印鑑登録

引越したら、引越し先の役所で印鑑登録を再度行いましょう。印鑑登録申請書、登録する印鑑、本人確認書類が必要です。

  • 運転免許証、車庫証明、車検証の住所変更

自動車や免許を持っている方は、運転免許証、車庫証明、車検証の住所変更などを済ませましょう。

免許証は期限が決まっていませんが、車庫証明、車検証の住所変更は引越し後15日以内に行わなければいけないため、注意してください。

  • 児童手当や福祉手当などの手続き

国や自治体から手当が支給されている方は、住所変更をする必要があります。引越し翌日から15日以内と定められているものもあるので、早めに手続きを進めましょう。

  • クレジットカードや各種サービスの変更

その他、クレジットカードや各種サービスの住所変更を行いましょう。住所変更をしていないと、通知や郵送物が前の住所に送られてしまいます。そのため、忘れずに住所変更するようにしてください。

転入届やマイナンバーカードなど、手続きが遅れると罰則対象となってしまう手続きもあります。引越し後は速やかに各種住所変更や手続きを行うようにしてください。

リノベーション済みマンションならインテリックスへ

インテリックスでは、引越し作業のサポートなどの会員サービスを持つ、リノベーション済みマンションを提供しています。ここからは、インテリックスのリノベーションマンションの特徴などをご紹介します。

インテリックスのリノヴェックスマンションについて

中古マンションのリノベーションで、業界トップの品質と実績を誇るインテリックスがお届けするリノベーション済マンションが、「リノヴェックスマンション」です。

築年数の経過した中古マンションを一戸単位で取得し、企画設計を行いリノベーションを施した上で、最長20年のアフターサービス保証を付けて販売。

さらにリノヴェックスマンションでは、物件ごとにリノベーション内容を記載した住宅履歴を開示。目に見えない部分についても、独自の検査項目や第三者機関の基準に沿った点検内容をクリアするなど、一定かつ高品質を保っており、快適な暮らしを実現いたします。

CLUBプレミアムの引越し優待サービス

リノヴェックスマンションをご購入いただいた買主様対象のインテリックスCLUBプレミアムでは、引越し・不用品の回収などインテリックスご優待価格でご案内しており、スムーズに新生活をサポートいたします。

実績

2003年10月に商標登録して以来、20年以上に渡りお客様に支持されてきたリノヴェックスマンション。インテリックスが販売してきたリノヴェックスマンションの販売累計戸数は、27,000戸以上、つまり、26,000世帯以上の新しい暮らしを支えてきました。(2024年2月現在)中古マンションを熟知し、数多くのリノベーションを手がけてきたインテリックスだからこそお届けできるのが、リノヴェックスマンションなのです。

品質

インテリックスがこだわるのは、徹底したリノベーション品質です。検査項目は約300ヵ所にものぼり、厳しいチェックをクリアした物件のみを販売。さらに一つひとつの物件は、一般社団法人リノベーション協議会が定める、優良なリノベーションの統一規格「適合リノベーション住宅(R住宅)」に適合しており、発行件数ランキングでも3年連続1位。(2020年~2022年)また住宅履歴のデータ保管も行っており、点検やメンテナンスがしやすくなるのはもちろん、将来売却する際にも役立ちます。

アフターサービス

自社内にアフターサービス専門部署を持つインテリックスでは、業界でも初となる最長20年のアフターサービス保証を実現※1。給排水管・ガス管・電気等、大切な設備がしっかりと保証されているので、長く安心してお住まいいただけます。実際に住むことで見えてきたお困りごとも、しっかり解決へと導きます。こうした取り組みの結果、顧客満足度98.7%という数字も達成しました。※2

※1 給排水管を新規交換した場合
※2 2021年10月~2023年2月リノヴェックスマンションご購入者アンケート「アフターサービス保証の満足度」N=416

まとめ

引越しに必要な手続きや荷造りのコツなどをまとめました。効率的な引越しは、新生活を始めるのにも必要です。今回紹介したポイントをしっかり確認してください。

また、インテリックスCLUBプレミアムでは、引越し会社やリサイクルショップと提携しており、皆さんの引越しのサポートをしています。ぜひご活用ください。

引越し前後の手続きはさまざまありますので、チェックリストを作って漏れなく進めるようにしましょう。新生活を心地よく始めるには、スムーズな引越しが欠かせません。ぜひ今回の記事をぜひお役立てください。

インテリックスのリノベーション済マンション

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