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中古マンション購入で失敗したくない!チェックしておきたいポイントは?

2017.07.30 2020.08.11

理想的な中古マンションを見つけたら、つい良い点ばかりに目が行ってしまうもの。欠点を見落としがちです。失敗した…と後から悔やまないために、購入を決定する前に気をつけたいポイントを知っておきましょう。

壁を撤去したいならマンションの構造をチェックしよう

中古マンションを購入してリノベーションを施し、間取りを変更したいと考えている場合には、建物の構造についても確認しましょう。マンションの多くはRC(鉄筋コンクリート)造やSRC(鉄骨鉄筋コンクリート)造で、さらに「ラーメン構造」と「壁式構造」に分けられます。

ラーメン構造の「ラーメン」はドイツ語で「枠」という意味です。ラーメン構造のマンションは柱や梁によって建物を支えているため、間仕切り壁を撤去しても強度に影響を与えません。そのため室内のすべての壁を取り払う「スケルトンリノベーション」をすることも可能です。

いっぽう、壁によって建物を支えている建物を「壁式構造」といいます。比較的低層のマンションで採用されることが多く、太い柱や梁がないためすっきりとした空間を確保することが可能です。壁式構造のマンションでは、構造を支える「耐力壁」を撤去すると建物の強度に影響を与えてしまうため、どの壁が撤去可能なのかを事前に確認する必要があります。

マンション見学の際、室内以外の共用部にも目を向けて

中古マンションの場合、同じ築年数のマンションでも、適切な修繕が行われているかどうかで建物全体の寿命も異なってきます。過去にどのような改修工事が行われたのかを確認しておくと安心です。

マンション見学の際は室内の様子に目が行きがちですが、エントランスや共用廊下の様子も確認しておきましょう。破損箇所がそのままにされていないか、掃除が行き届いているかなども、日々の管理が適切に行われているかの目安になります。
また、見学時には分かりにくく、実際に住んでみてから気付くことが多いトラブルが結露です。 きれいにリフォームしてあるにもかかわらず、カビ臭い物件は要注意です。張り替えた壁紙の裏側にカビが生えているかもしれません。
カビ臭は、クローゼット内などの狭く空気がよどみやすい部分で確認しやすいです。

マンション購入費用だけでなく修繕積立金も忘れずに

マンションが一戸建てと大きく違う点は、住戸の購入費用のほかに、毎月の管理費や修繕積立金の支払いがあることです。マンションは10年ほどを周期に大規模な修繕計画が予定されており、築年数が経った建物ほど、工事費用がかかる傾向があります。その費用をマンション住人によって毎月積み立てて行くのが修繕積立金です。

一般的に修繕積立金は築浅のマンションほど安く、建物の状況によって次回に行われる工事の内容を検討し、金額の見直しが行われて値上がりしていきます。タイミングによっては、中古マンションを購入した直後に修繕積立金が値上がりし、予想していたよりも毎月の出費がかさむようになったという失敗談もあります。

ただし、修繕積立金が低すぎるのも問題です。充分な修繕費用が積み立てられていないと、将来の改修工事が適切に行われない可能性もあります。購入を検討しているマンションで、これまでどのような内容の工事が行われたのか、今後の運用計画がしっかりと立てられているかを確認することが大切です。

焦らず、冷静な視点でチェックを

中古マンション購入は大きな買い物なので、不安や焦りを感じてしまうもの。インテリックスでは中古マンション選びの相談会やセミナーも開催しております。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

インテリックスのリノベーション済マンション

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