マンションのリノベーションを請け負っている会社は、日本全国にいくつもあります。ただ、いざとなると、何を重視すれば良いのかはなかなかわかりづらいものです。そこで今回は、マンションリノベーションにおける設計力・施工力の見極め方について考えてみましょう。
もくじ
まず、確認すべきなのが、現在までにリノベーションを行った実績。同じように見える会社でも、「年間500件」「年間350件以上」「設立時より600件以上」など実績にはかなりバラつきがあります。とくにマンションノリノベーションには様々な制約や工事の難しさがあるので、これまでどのくらいの実績があるかヒアリングしてみましょう。
また、あらかじめ調べておきたいのが、保証や検査、施工体制などの制度。たとえば保証だけでも「メーカー保証とは別に工事保証書」「2年間の保証+無料の定期点検」「内装部位、設備ごとに最長10年のアフターサービス保証書を発行」などと、会社ごとにこれだけの違いがあります。
どのような制度が整っているのかを把握し、自分のニーズに一番近い会社を選びましょう。
制度が整っていても、センスが合わなければ台無し……。その会社が今までどのようなマンションリノベーションを手掛けてきたのかを見て、自分とセンスが合うのか見極めることも大切です。ホームページや会社資料で事例を見るはもちろんですが、各社の完成物件見学会やリノベーション済マンションを手がけている会社であれば、その物件などを見学してみることをお勧めします
「ここに収納があると便利」「この資材・設備いいな」などといったように。自分のリノベーションの参考にもなりますし、きちんとした施工がされているかといった工事の品質なども確認することができます。ぜひ、積極的に実際の現場に足を運んでみましょう。
リノベーション住宅協議会は、「適合リノベーション住宅」として、統一規格に則ったリノベーション(検査→工事→報告+保証+住宅履歴情報の一連のフロー)が施された既存住宅を“優良なリノベーション”として、5つの区分に分けています。
マンションの専有部についての統一基準は、“適合リノベーションR1住宅”。 その基準を満たした施工を行っているかどうかも、大きな参考材料になります。
依頼者の要望を聞き出して、形にしていく担当者との相性はとても大切です。「今までどのような施工を手掛けてきた?」「得意な施工とデザインは?」「こういうことはできる?」など、気になることは細かいことでも何でも聞いてみましょう。
その回答がわかりづらかったり、納得できなかったり、曖昧だったりすると、その担当者とは満足のいくマンションリノベーションができないかも知れません。担当者が自分の思いや希望をどのくらい汲み取ってくれるかが、リノベーションに大きく影響しますので、施工例がどんなに良くても、担当者に「?」と思ったらもう少し時間をかけて吟味するほうが良さそうです。その施工は、センスの良い施主さんの指示に従ってやっただけかも!?
リノベーションは、簡単そうでもとても大きなこと。せっかくのマンションに、これからも愛着を持ってずっと住み続けられるよう、さまざまな観点からリノベーション会社を見て、居心地の良い“最高の我が家”を手に入れましょう。弊社でもお気軽にご相談を受け付けていますので、お気軽にご連絡ください!