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中古物件のマンションをリノベーションするメリットや費用、注意点を紹介

2023.07.05 2023.07.05
中古物件のリノベーション

住まい探しをするにあたり、中古マンションを購入し、リノベーションすることを検討している方も多いでしょう。

中古物件のリノベーションにはメリットがある一方、中古物件の購入とリノベーションそれぞれにおいて注意したいポイントがあります。

この記事では、中古マンションをリノベーションするメリット・デメリット、費用概算、注意したいポイントをわかりやすく解説します。

リノベーションとは

リノベーションとは、中古物件を対象に改修工事を行い、住まいの価値や機能を再生することです。
間取りや内装・外装の一新だけでなく、必要に応じて水・電気・ガスなどのインフラ設備や構造躯体の性能も改修し、住み心地の良い快適な住まいの実現を目的とします。

リノベーションとリフォームは同じ意味で使われることもありますが、リフォームは一般的に不具合のある箇所を修繕して原状回復をするための工事を指します。

一方、リノベーションは、「住む人がより快適に暮らせる住空間の実現」を目指し、家全体を包括的に見直すこと意味します。

中古マンションを購入してリノベーションするメリット

中古マンションのリノベーション

中古マンションをリノベーションするメリットは、主に次の3つがあげられます。

  • 予算を抑えて希望に沿った住まいを入手できる
  • ライフスタイルにあった間取りや内装を実現できる
  • 機能や性能を向上させることができる

それぞれについて、以下でくわしく解説します。

予算を抑えて希望に沿った住まいを入手できる

同じ条件で比べた場合、新築に比べ物件購入のコストを抑えやすいことは中古物件の大きなメリットです。

住みたいエリアや周辺環境、家の広さ、住宅設備や機能など、住まいに求める条件は人それぞれ。ライフスタイルの変化によっても、重視したい条件や優先順位が変わります。

予算との兼ね合いで希望の条件を満たすのが難しい場合もありますが、中古物件のリノベーションの場合、希望の条件に優先順位をつければ、新築での検討に比べて希望の条件を叶えやすくなり、トータルコストを抑えられる場合もあります。

中古物件の場合、新築に比べて物件の流通量も多いので、細かな希望を叶えやすいことも特徴の一つです。

ライフスタイルにあった間取りや内装を実現できる

中古マンション購入検討の際、希望の間取りや内装の物件が見つからず、ピンとこないということも多々あります。
住宅には建設された時代のトレンドが反映されているため、今の時代のライフスタイルに合わないと感じるためです。

リノベーションによって間取りや内装を変更すれば、自身のライフスタイルに合った住まいを手に入れられます。
例えば、隣接する部屋の間仕切り壁を撤去し、開放的な広いリビングにしたり、でデッドスペースを有効活用し、収納棚の増設やパントリーを設置するリノベーションも人気です。

ただし、マンションの管理規約によっては間取りを自由に変更できないこともあるため、物件の取得前に確認をしましょう。

機能や性能を向上させることができる

間取りや内装の変更に限らず、住宅の機能や性能を向上させることもリノベーションの大きな役割です。

例えば、設備の刷新や断熱性能の向上、バリアフリー化などが挙げられます。

リノベーションによって住宅性能を向上することで、長く快適に暮らせる住まいを実現できます。

中古マンションを購入してリノベーションするデメリット

中古マンションのリノベーションデメリット

中古マンションのリノベーションにはメリットがある一方、以下のようなデメリットもあります。

  • 工事期間は入居できず、一時的な支払い増も
  • 思い通りにリノベーションできない場合がある
  • 想定より工期や予算がかかる場合がある

デメリットを認識しておくことで、満足度の高いリノベーションが可能になります。
それぞれについて、順番に解説していきます。

工事期間は入居できず、一時的な支払い増も

リノベーションを前提に中古マンションを購入する場合、工事期間中には物件に住むことができず、入居までに時間を要する場合がほとんどです。

中古物件のリノベーションの期間は、設計から施工まで、早くても3〜4ヶ月程度が目安です。
内装にこだわったり、信頼できるリノベーション会社が見つからなかったりすると、さらに長くなることもあります。

一般的には物件の引き渡し後に支払いが始まり、工事も引き渡し後に開始します。
引渡し前に工事を開始することができないので、賃貸に住んでいる方は、少なくとも工事の間、賃貸の支払いと購入した物件の両方の支払いが発生します。
一時的に出費が増えるため、ある程度まとまった自己資金の用意が必要となります。

また、今住んでいる自宅をリノベーションする場合も、仮住まいが必要になることがあります。
一般的な賃貸物件を借りることもできますが、少しでもコストを抑えたい場合は、マンスリーマンションがおすすめです。

いずれのケースにせよ、工事期間中の住まいの費用は用意しておく必要があります。

思い通りにリノベーションできない場合がある

マンションには、管理組合が定める「管理規約」があります。管理規約はマンションごとに異なり、内容によっては思い通りのリノベーションを実現できない場合もあります。

マンションでリノベーションできるのは、専有部分のみです。
玄関扉や窓サッシなどは共用部分のため、基本的にリノベーションできません。

また、たとえ専有部分でも自由にリノベーションできるわけではありません。
たとえば、マンションによっては、防音性が高いことを理由に、床材がカーペットのみに限定されているところもあります。その他、水回りの移動ができないなど、細かな規定がある場合があるため注意が必要です。

リノベーションの計画を立てる前に、管理規約の内容をきちんと確認することが大切です。

想定より工期や予算がかかる場合がある

中古物件の場合、配管など目に見えない部分の状態は、解体するまで確認できないこともあります。

物件購入後に解体をした際、経年劣化によって配管が腐食しているのがわかり、追加工事が必要になるというケースもあります。

その場合、想定より工期が延びてしまったり、工事費用がかかったりすることもあるため、予算計画や工期には少し余裕を持ちたいところです。

【費用別】マンションのリノベーションでできること

中古マンションのリノベーションを検討する際、リノベーションにかかる費用がどれくらいかかるかが、最も気になるポイントかと思います。

下記は、リノベーション会社ポータルサイト『SUVACO』調べのデータで、専有面積60㎡のマンションをフルリノベーションする場合、800万円、1,000万円、1,500万円それぞれの予算で「何ができるか」の一覧表です。
選ぶ設備や素材によって金額は変動しますし、お客様のこたわりや物件の状態による優先順位によって異なりますが、リノベーション費用の概略をつかむ参考にしてください。

工事内容
マンション(専有面積60㎡のケース)
予算
800万円1,000万円1,500万円
水まわり設備の取り替え
内装材(床、壁、天井)の一新
間取り変更
造作家具や素材へのこだわり
断熱工事

(●=できる、▲=内容によって検討可能、✖=難しい)
※あくまで目安ですので、条件や依頼先などにより異なる場合があります。

出典:SUVACO【マンションリノベーション】予算別「できること」一覧

中古物件をリノベーションする際の注意点

中古物件をリノベーションする際の注意点

中古物件をリノベーションする際、以下の3つの注意点があります。

  • 信頼できる会社を選ぶ
  • リノベーション込みの予算計画を立てる
  • 断熱性を高めるリノベーションも行う

順番にくわしく解説します。

信頼できる会社を選ぶ

リノベーションで希望の住まいを実現するには、信頼できるリノベーション会社を選ぶことが重要です。
費用の安さで選ぶことが必ずしも正解とは限りません。

まず最初に、リノベーション実績が豊富な会社を選ぶことがポイントです。

また、リノベーション会社には、それぞれ得意分野があります。断熱の技術に優れているのか、間取り変更が得意なのか、内装デザインのバリエーションが豊富なのか。
ホームページの実績を参考に、希望するリノベーションを得意とする会社を選ぶと良いでしょう。
細かい要望に応えてくれたり、アフターフォローも充実していたりするとさらに安心です。

リノベーション込みの予算計画を立てる

中古物件を購入してリノベーションをする際は、物件取得費用等に加え、リノベーション費用も予算に組み込んでおく必要があります。

また、ローンの組み方も重要です。物件購入後にリフォーム費用のみのローンを組む場合は、基本的に無担保ローンになるので、金利が高くなる場合があります。

物件購入と同時にリノベーションすることが決まっている場合は、物件購入費用とリノベーション費用を一緒に借りられる「リノベーション一体型住宅ローン」を選びましょう。
リフォーム費用のみのローンと比べて金利が低く、返済期間が最大35年間と長期の設定が可能です。
さらに、物件の仲介手数料、登記関連費用などの諸経費もローンに含めることができるケースもあり、月々の支払や住宅取得の際の一時的な出費を抑えられるなど、大きなメリットがあります。

断熱性を高めるリノベーションも行う

住まいの快適さを向上するために欠かせないのが、気密性と断熱性です。

リノベーションで見た目をきれいにするだけでなく、高気密・高断熱の住まいにすることで、長く快適な暮らしを実現することができます。

高気密・高断熱な住まいは、家の中の温度差が少なく、ヒートショックや熱中症のリスクを軽減できます。
外気の影響を受けにくく、室温が一定に保たれやすいため、エアコンの効きが良くなり、冷暖房費が抑えられるのも魅力です。

また室内の壁の表面温度が均一になると静電気が発生しにくく、壁に埃や黒ずみが付くのを防ぐことができるため、掃除の手間を省けるというメリットもあります。

インテリックスの「エコキューブ」導入済マンションがおすすめの理由

「物件探しからリノベーション会社選びまで、全てを一から行うのは大変」と思っている方には、インテリックスの「エコキューブ」導入済マンションがおすすめです。

その3つの理由を、以下でくわしく解説します。

断熱性能に着目した省エネリノベーションを実施

エコキューブは、高気密・高断熱で快適な住み心地を実現したリノベーション済マンションです。

物件ごとに温熱計算を行い、必要に応じて床や壁に断熱材を施工し、窓には内窓(樹脂製サッシ)を設置するなど、断熱性能を向上させる工事を行います。
それにより、快適な居住空間を実現するほか、結露やカビの抑制にもつながります。

また、24時間換気システムには、熱交換式換気システムを採用しており、外の空気を室内の温度に近づけて取り込むことができます。
そのため、24時間365日、新鮮な空気の中で生活できるのも魅力的です。

加えて熱交換式換気システムの効果として、家の中の温度差を減らすこともできます。
その結果、部屋ごとの温度差が原因で発生するヒートショックや、熱中症を予防でき、健康面の配慮にもつながります。

換気システム内の高性能フィルターが花粉や粉じんの侵入を抑えるため、アレルギーが気になる方にも安心です。

リノベーション済で即入居が可能

エコキューブはリノベーション済み物件のため、物件購入から入居までの工事や打ち合わせの期間が発生しません。

また、即入居が可能なため、工事期間中の住まいの費用の支払いが発生しません。

リノベーションされた状態を見てから購入できるのもエコキューブの大きなメリットです。

「希望していたリノベーションが実現できなかった」「追加費用が発生した」など、リノベーションにありがちなトラブル発生の心配も不要です。

マンションリノベに実績を持つインテリックスが展開

エコキューブを展開する株式会社インテリックスは、1995年に設立。
ライフスタイルに合わせたリノベーションサービスで、初めて東京証券取引所に上場した企業です。

確かな実績をもとに行ったこれまでのリノベーション施工件数は、累計25,620件(2022年11月末時点)。

マンションのリノベーションにも豊富な知識と経験があります。高性能なリノベーション施工により、冷暖房費や掃除の手間を抑えた、快適な住まいを実現しています。

中古物件のリノベーションで希望に沿った住まいを

中古物件を購入しリノベーションを行う場合、エリアや広さなど、比較的希望の条件に沿った住まいを手に入れやすくなります。

間取りや内装を変えるだけでなく、断熱性の向上によって快適な住まいを実現できることも、リノベーションの大きなメリットです。

インテリックスの「エコキューブ」なら、リノベーション済の物件を確認してから検討し、物件購入後はすぐに入居が可能です。
さらに、温熱計算に基づく断熱リフォームにより、気密性・断熱性に優れた、1年中快適な住み心地を実現しています。

省エネリノベーションマンション「エコキューブ」が気になる方は、ぜひ一度インテックスにお問い合わせください。