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ペットと快適に暮らすためのリノベーションのポイントと実例を紹介

2023.06.29 2023.12.31
ペットリノベーション

ペットを飼っている、または飼いたいと思っている人の中に、ペットが快適に暮らせるようにリノベーションをしたいと考えている人は多いのではないでしょうか。

本記事ではペットと快適に暮らすためのリノベーションを検討するのに役立つ情報や実例を紹介しています。ご参考になれば幸いです。

ペットのためのリノベーションとは

ペットが快適に暮らせるよう、住宅の構造や設備を改修するペットのためのリノベーションは、ペットの種類や大きさ、飼い主のライフスタイルによって必要な内容が異なります。

ペットリノベーションを検討する際には、ペットの特性や飼い主の希望をよく考えて、最適なリノベーションプランを立てることが大切です。

ペットのためのリノベーションのメリット

ペットと快適に暮らすためにリノベーションをするメリットは、以下のとおりです。

  • ペットが快適に過ごせる環境を整えることができる
  • ペットのいたずらを防ぐことができる
  • ペットのニオイを軽減することができる
  • ペットの世話がしやすくなる
  • ペットと過ごす時間が楽しくなる

ペットにとって快適な環境を整えることで、ペットも飼い主もより幸せに暮らすことができます。

ペットのためのリノベーションの費用感

ペットのためにするリノベーションにかかる費用は、ペットの種類や大きさ、リノベーションの内容によって異なります。

あまりコストをかけずにできることもありますが、内装を大きく変え、躯体までリノベーションする場合では、通常のリノベーション相当、もしくはそれ以上にコストがかかるケースもあります。

予算や実現したいことを具体的にしたうえで見積もりをとることがおすすめです。

ペットのためのリノベーションの種類

ペットのためのリノベーションとしては次のようなものがあります。

  • トイレスペースの改修
  • 水飲み場や食器台の設置
  • ペット用の階段や遊び場の設置
  • 内装のリノベーション

以下では、それぞれについて詳しく紹介します。

トイレスペースの改修

トイレスペースの改修

ペットのためにトイレスペースを改修する際には、以下の点に注意しましょう。

  • ペットのサイズに合ったトイレスペースを確保する
  • トイレスペースは、換気が十分に取れている場所にする
  • トイレスペースは、ペットが落ち着いて排泄できる場所にする
  • トイレスペースには、砂やシートなどの必要なものを設置する
  • トイレスペースは清潔に保つ

また、ペットの性格や習慣を考慮することも大切です。

例えば、猫は犬に比べてプライバシーを重視するため、トイレスペースは他の部屋から隔離された場所に設置したほうがよいでしょう。
また、犬は排泄後に土を掘り返す習慣があるため、トイレスペースの床は滑りにくい素材にしたり、トイレマットを敷いたりするとよいでしょう。

ペットのためにトイレスペースをリノベーションすることで、ペットも飼い主も快適に暮らせるようになります。

水飲み場や食器台・食事スペースの設置

水飲み場の設置

ペットのために水飲み場や食器台を設置する際には、以下の点に注意しましょう。

  • ペットのサイズに合った水飲み場や食器・食器台を選ぶ
  • 水飲み場や食器は清潔に保つ
  • 水飲み場や食器台・食事スペースは、ペットが簡単にアクセスできる場所に設置する
  • 水飲み場や食器台は、ペットの好みに合ったものを選ぶ

また、ペットの性格や習慣を考慮することも大切です。

例えば、犬は浅い食器、猫は深い食器を好む傾向があります。犬は水をたくさん飲むため、水飲み場は大きめに選ぶとよいでしょう。
また、猫は食事中に水をこぼす習慣があるため、水飲み場は食器から離れた場所に設置したほうがよいでしょう。

ペット用の階段や遊び場の設置

ペット用の遊び場

ペット用の階段や遊び場を設置する際には、以下のような点に注意が必要です。

  • ペットのサイズや体重に合っていること
  • 滑りにくい素材で作られていること
  • 階段は、ペットが簡単に昇り降りできる高さであること
  • 遊び場は、ペットが安全に遊べる場所であること
  • ペットが遊び場から逃げ出さないように、柵や扉を付けること

また、ペット用の階段や遊び場は、ペットの成長に合わせて買い替える必要がある場合もあります。
そのため、ペットの成長に合わせて階段や遊び場を変更することも検討してください。

内装のリノベーション

ここまでは、ペットのためのリノベーションを部分的にするケースについて紹介してきました。

ここからは、床や壁など、ペットがいるご家庭にマッチした内装にリノベーションする場合についてご紹介します。

ペットの脚に負担がかからない床材、傷がつきにくく掃除しやすい床材を選ぶ

ペット用の床材

ペットと暮らしていくうえで、床は滑りにくい素材のものを選ぶと安全です。

滑って転倒した際に怪我をしたり、滑りやすい床を歩くことで関節を痛めてしまうこともあるからです。

また、床に垂れたよだれやおしっこの掃除も大変です。傷がつきにくく掃除しやすい床材を選ぶと、お手入れの負担も減らすことができます。

・クッションフロア
クッションフロアは表面が柔らかく、一般的にフローリングよりも防滑性が高い素材で、ペットの爪で傷がつきにくいのも特徴です。
また、水に強く、汚れが落ちやすいので、掃除が楽です。

・タイルカーペット
タイルカーペットは、クッションフロアと同じように、表面が柔らかく滑りにくい素材です。
さらに、クッションフロアよりも断熱性と保温性に優れているので、ペットにとって快適な床材です。
また、ペットの爪で傷がつきにくい点も特徴です。

・傷に強く、滑り止め加工を施したフローリング
表面に滑りにくい特殊加工をしたフローリングであれば、加工をしていないフローリングよりも防滑性が高くなるので、ペットの足腰に安心です。
さらに、傷や汚れに強い加工がされているものもあり、そういった商品を選定すれば、掃除やお手入れも簡単です。

いたずらや引っかきに強いペット用の壁紙にリノベーション

ペット用の壁紙

ペットがいるとどうしても、壁にひっかき傷が生じやすくなります。対策としては、引っかかれても大丈夫な、傷に強い壁紙にリフォームすることが考えられます。

ペット向けの壁紙の種類としては、以下のようなものがあります。

  • 傷に強い加工をしたビニールクロス
  • オレフィン壁紙(合成樹脂壁紙)

ビニールクロスは、一般的に汚れを落としやすい素材です。さらに、傷に強い加工をし、ペットの引っかきに強い特徴をもったものもあります。

オレフィン壁紙 は、ビニール壁紙よりも耐久性が高いのが特徴です。

ひっかき傷に強い腰壁を張ってリフォーム

腰壁は大人の腰の高さくらいまで板張りにすることをいいます。
腰壁はインテリアとしても部屋に落ち着きを与えてくれる内装材です。

ひっかき傷に強い腰壁としての建材としては、合板などの木質素材の表面に、傷がつきにくい特殊な加工を施した化粧シートを貼ったもの をあげることができます。

消臭・防臭効果のある内装リノベーション

ペットがいる家では、ペットの排泄物や鳴き声による臭いや音が気になることがあります。
これらの問題は、消臭・防音効果のある内装リノベーションを行うことで解決することができます。

リノベーション方法や使用する材料には、さまざまな種類があります。
ペットの種類や大きさ、予算などを考慮して、適した方法を選ぶことが大切です。

消臭効果のある建材としては、「エコカラットプラス」(LIXIL)というタイル状の調湿建材があげられます。
「エコカラットプラス」は、タイル調、レンガ調などさまざまなデザインのタイプがあるので、インテリアとして部屋のワンポイントに採用することができます。

また、珪藻土(けいそうど)や漆喰(しっくい)など自然素材の塗り壁材は、多孔質で呼吸する素材なので調湿効果が高く、同時に消臭効果もあります。
こうした塗り壁材は汚れたり、傷がついたりしても、上塗りをすることで補修できます。
ただし、珪藻土・漆喰などの塗り壁材は、ビニールクロスよりも材料費・工事費ともに高くなることが多く、また、汚れが目立ちやすい一面もあるので、選定には注意が必要です。

防音効果を高めるリノベーション

ペットの鳴き声などの対策に、防音効果を高めるリノベーションとして、壁、窓、床、天井など、さまざまな箇所で対策が考えられます。

以下、それぞれの対策方法です。

壁:壁の内部に遮音材を詰めたり、吸音材を貼ったりすることで、防音効果を高めることができます。
窓:内窓を取り付けたり、防音ガラスに交換したりすることで、防音効果を高めることができます。
床:防音フローリングに張り替えたり、防音カーペットを敷いたりすることで、防音効果を高めることができます。
天井:天井に吸音材や防音シートを施工することで、防音効果を高めることができます

これらは、リノベーションの規模としては大掛かりになりやすいです。もう少し手軽なものとしては、防音性の高い室内ドアに交換してペットの鳴き声を漏れにくくするという方法もあります。

ペット用のドアや窓の設置

ペットドアの設置

ペット用のドアや窓を設置することでペットの行動範囲を広げたり、ペットとの暮らしをより快適にすることができます。

設置する際には、ペットの種類、大きさ、性格などを考慮する必要があります。
また、躯体に穴を開ける場合など、設置にあたっては安全性やセキュリティも考慮する必要があるため、ペット用のドアや窓を設置する際には、専門業者に相談することをおすすめします。

誤って飛び出さないようにペット用ドアの位置を工夫するなど、専門業者は、ペットやお家の状況に合った最適なドアや窓を提案してくれます。

ペットのためのリノベーションでの注意点

ペットのためのリノベーションを行う際には、いくつか注意点があります。

  • ペットの種類や大きさ、性格を考慮する
  • ペットの安全性やセキュリティを重視する

この他にも例えば、ペットが遊べるスペースとしてサンルームを設置する場合、壁で囲まれた吹きさらしではないサンルームは、「増築」となります。
増築は、防火・準防火地域では面積にかかわらず、防火無指定地域では10㎡を超えると建築確認申請が必要になります。
また、増築の場合は、敷地の建ぺい率・容積率を超えて設けることはできません。
プランニング段階でリフォーム会社に法的制限内でできるかどうかを確認してもらいましょう。

ペットのためのリノベーション施工事例

ここまで、ペットと快適に暮らすためのリノベーションの種類・方法をお伝えしました。

「ペットのためのリノベーション」と一口に言っても、そのためにできることは様々で、生活スタイルやペットの種類・性格によっても異なります。

人も動物も快適に、お互いが暮らしやすい環境になるよう、総合的に判断して、リノベーション内容をを決めるようにしましょう。

ここからは、インテリックスでのペットと快適に暮らすためのリノベーションの実例をご紹介します。

case1:犬のリノベーション事例

導線にも内装にも工夫を凝らして。ブレることなく目指した「愛犬との快適な暮らし」。

愛犬との快適な暮らし

愛犬と暮らして数年。仔犬の頃にクロスをかじられてしまい、壁がボロボロになっていたと振り返るY様。
愛犬と心地よく過ごせて、夫婦が便利に生活できる家を目指してリノベーション。

リビングと寝室を囲む壁には、壁を犬が噛めないようにキッチンパネルを貼り、床は滑りにくい素材のフロアタイルで、粗相をしても掃除がしやすく仕上げました。

このほかにも、寝室との間には壁掛けテレビのある間仕切り壁だけを建て、愛犬が自由に行き来できるようするなど、配慮を凝らしています。

キッチンパネル施工例

詳しくはhttps://www.intellex.co.jp/renovation/works/116/をご覧ください。

case2: 犬のリノベーション事例

思い出の品や愛犬との暮らしを大切に。家事も仕事もスムーズにはかどる快適な住まい。

愛犬との快適な住まい

自宅の水廻りの老朽化が気になり始めた頃に、リノベーションのセミナーに参加したS様。
リノベーションでイメージする部屋が形になったら、日々の暮らし心地が大きく変わりそうと感じたそうです。

愛犬との生活を考えると、環境は変えたくなく、また、リモートワークが始まり、仕事に集中できる書斎が必要になった点も、自宅リノベーションを決めた理由のひとつ。
リビングにはインナーテラスをつくり、愛犬のゲージを設置しました 。
また、玄関横の土間にはお散歩グッズを収納するなど、愛犬との暮らしを大切にしながら、日々の生活もスムーズにできる快適な住まいができました。

リビングのインナーテラス

詳しくはhttps://www.intellex.co.jp/renovation/works/121/をご覧ください。

case3:猫のリノベーション事例

愛猫が駆け、風が通り抜ける、広々と心地良いインダストリアルな空間。

愛猫のリノベーション事例

窓が多く明るさが感じられ、夜には夜景を楽しめるというK様のお宅。
リビングダイニングから寝室にかけて、室内窓が付いた壁はあるもののドアはなく、開放的な間取りにリノベーション。

洗面所にトイレスペースを設置し、洗面所とリビングの間の壁には猫用のトンネルを設けることで、愛猫が自由に行き来できるようにしました。
リビングにはキャットウォーク、インナーテラスを設け、愛猫が室内を駆けめぐります。

広々と心地よく、愛猫にも嬉しい空間にリノベーションされました。

キャットウォーク

詳しくはhttps://www.intellex.co.jp/renovation/works/72/をご覧ください。

リノベーション業者選びのポイント

ペットと快適に過ごせるようにリノベーションをしたい場合、リノベーション業者選びのポイントは以下の通りです。

  • ペットと暮らすためのリノベーション経験が豊富であること
  • ペットの安全性やセキュリティを重視していること
  • リノベーション費用を事前に確認できること
  • 保証やアフターフォローが充実していること

費用やアフターフォローに関してはペットのためのリノベーションに限らず、業者選びで重要視したいポイントですが、ペットと暮らすためのリノベーション経験が豊富な業者であれば、ペットにとって安全で快適なリノベーションを行うことができます。

また、ペットの安全性やセキュリティを重視している業者であれば、ペットが怪我をしたり、家から逃げ出したりすることを防ぐことができます。

ペットと暮らす家をリノベーションする際には、これらのポイントを参考にリノベーション業者を選ぶことがおすすめです。

インテリックスについて

インテリックスは「すべての人にリノベーションで豊かな生活を」をビジョンに掲げ、新築か中古の2択しかなかったマンション購入に、1995年7月設立以降、中古マンション・リノベーションという、新しい選択肢・マーケットを創造。
以来、これまでに累計2万5千戸(2022年12月時点)以上の販売を行ってまいりました。
ペットと暮らすことを意識した施工事例も豊富なので、ペットのためにリノベーションを検討している方は是非、一度ご相談ください。

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