リノベーション会社を選ぶ際、選択肢が多く、どこに依頼すれば良いかわからないという人も多いでしょう。
依頼先を選ぶにあたっては、まず会社ごとの特徴や強みを知るとともに、どのような物件でどのようなリノベーションをしたいのかといった希望を整理することが重要です。
この記事では、リノベーション会社を探す前に知っておくべきことや、依頼先を選ぶ際にチェックすべき点について解説していきます。
もくじ
リノベーションを請け負う会社はたくさんありますが、それぞれ強みやサービス、価格帯といった特色が異なります。
そのため、ポイントを押さえた会社選びが重要です。
そこでまずは、適切な会社選びをするにあたって押さえておきたい以下の4点について解説します。
まずリノベーションは「持ち家をリノベーションする」「中古住宅を購入してリノベーションする」「リノベーション済みの住宅を購入する」の3種類があります。
また、リノベーションを手掛ける会社は大きく7つの業態に分けられています。詳しくは下の表をご覧ください。
リノベーションの種類と業態
リノベーションの種類 | 業態別 |
---|---|
①持ち家をリノベーション(戸建て・集合住宅) ②中古既存住宅を購入してリノベーション (戸建て・集合住宅) ③リノベーション済中古既存住宅 (Rマーク付き・戸建て・集合住宅) | ①売買仲介 ②リノベーション設計(設計事務所系) ③リノベーション設計+施工(請負) ④売買仲介+リノベーション設計+施工(請負)⑤売買仲介+設計事務所・施工会社を紹介(売買+コンサル系)⑥仕入・設計・施工・販売を自社で実施(買取再販系)⑦買取売買 |
リノベーションを行う会社は大きく6つに分類できます。
強みや特徴がそれぞれ異なるのでまずはそれぞれの特色を見ていきましょう。
リノベーションを専門に行う大手企業の強みは、リノベーションの施工例が豊富にあることと、保証やアフターサービスが充実している会社が多いことです。
特許を取得した独自の工法などで機能性を高めるリノベーションを実現できる場合もあります。
リノベーションを行う上で、何かあっても対応してもらえる安心感を最優先したい方におすすめです。
不動産会社系リノベーション会社の強みは、物件情報に精通し、中古物件の購入からリノベーションまでワンストップで依頼できる点です。
マンションリノベを得意とする会社が多い傾向で、買取再販を手がけている会社は、トレンドやニーズにも詳しいため、リノベに関する悩みや相談にものってくれるでしょう。
自分たちならではの個性的な空間を実現したい方には、設計事務所系リノベーション会社がおすすめです。
設計事務所系リノベーション会社は設計力や提案力が高く、リノベーションによって他にはないこだわりの住まいを入手できます。
施工は自社で行わない場合が多いですが、設計者の立場から細かく施工をチェックしてくれます。
デザインを細かく決めていくため、最初の相談から完成までに時間がかかることは考慮しておきましょう。
リフォーム会社系リノベーション会社の魅力は、水廻りなど設備のリフォームに多数の実績を持ち、比較的ローコストでスピーディーなリノベーションが可能なことです。
メーカー製品の取り扱いが多い傾向ですが、コストを抑えて気になる部分のみリノベーションを行いたい場合や、居住までの時間が限られている際におすすめです。
工務店系のリノベーション会社は、戸建て・マンションの両方に対応し、住まいの性能を向上させるリノベーションも実施できる傾向にあります。
洗面台や収納家具などを造作したい、無垢材などの素材にこだわったリノベーションを行いたいという場合にも、スムーズに対応してくれる可能性が高いでしょう。
価格帯は会社やリノベーションの内容によって幅が広く、リーズナブルに抑えられる場合もあります。
設計会社や施工会社をとりまとめ、施主側の想いを汲んだリノベーションを実施してくれるのがハイブリッド型のリノベーション会社です。
設計を建築家に依頼したい場合にも、おすすめの建築家をピックアップしてもらうことが可能です。
計画の進め方や費用感はさまざまで、個人に合った最適解を模索してくれます。
忙しくてすべてのやり取りを自分でする時間はないけれど、自分だけのこだわりの家を実現したい人に選ばれています。
リノベーションの方向性を決めておくと、どのような強みがある会社を選べば良いのかが明確になります。
具体的にどのような点について方向性を決めておくべきか、解説します。
一戸建てかマンションかといった物件タイプは、リノベーション会社を探す前に決めておきたいところです。
例えば一戸建のリノベーションは、マンションより自由度の高いリノベーションが可能となり、増築も視野に入れられます。
そのため、一戸建ての大規模な施工を得意とする会社を探すと良いでしょう。
また、物件探しから始める場合、不動産仲介も合わせて依頼できる会社を探すと、ワンストップでより安心して物件を購入することができます。
リノベーションをする範囲が家の中すべてなのか、リビングや寝室など一部なのかについても考えておきましょう。
それらの優先順位によって、リノベーションに求める機能やデザイン、予算が変わり、会社選びの一つの基準になるためです。
また、断熱性能向上のリノベーションを検討している場合、子供部屋は子供が成長してから手を入れるなど、段階的にリノベーションすることも可能です。
ただし、居住空間全体の快適性を向上させたい場合は、家の一部の断熱性能を高めるだけでは効果が薄い可能性があるので注意が必要です。
大まかなプランを立てておくと、依頼先候補の会社に相談する際に話がスムーズに進みます。
具体的な予算や間取りをイメージしておくことが望ましいでしょう。こうしたプランを考える際のポイントを解説します。
リノベーションの予算を考える場合、これから物件を取得するのであれば物件取得費用も含めた全体の金額を考えておきましょう。
施工中に賃貸物件やホテルに滞在する場合は、滞在費も考慮してください。
金額が大きくなるため、どの程度であれば予算内に入れられるかがわからないという場合は、ファイナンシャルプランナーなどに相談することもおすすめです。
現在の収入や貯金、将来のイベントにかかるお金などを踏まえたうえで、現実的な費用感を確認のうえ、相談することができます。
希望のエリアや入居時期もイメージしておきたいところです。
会社によっては対応エリアが限られていることもありますし、完成までにかかる期間も、会社によって様々だからです。
場合によっては入居時期を延ばすか、希望の時期に間に合うよう施工内容を絞る必要が出てくるので、その点も会社選びの際に相談してみると良いでしょう。
リノベーション会社を選ぶ前に知っておくべきことがわかったところで、次は具体的なリノベーション会社の得意分野や特徴を見極めていきましょう。
どのような希望でも共通して重視するべき点と、希望別に重視する点を解説します。
リノベーション会社が豊富な実績を持っているかは確認しておきましょう。
実績が豊富であれば、その分さまざまな過去の事例をもとにプランを考えてもらうことができ、会社の信頼性も高いです。
単に実績数を見るだけでなく、受賞歴や事例の詳しい内容を見ることも重要です。事例物件の施工期間や築年数、広さも確認し、自分の希望に近い例があるかどうかも見ておきましょう。
アフターサービスの充実度も、確認したい事項の一つです。
入居後にトラブルがあった場合はもちろん、何か少し気になることがあった場合でも、アフターサービスが充実していれば気軽にメンテナンスを依頼できます。
アフターサービスについては、以下の点も確認しておきましょう。
予算内でどれだけ細かな希望に応えてくれるかも要チェックポイントです。
同じ予算でも、会社によって応えらえる希望の範囲が違うことがあります。
なお、細かい希望に応じてもらう際には丁寧に打ち合わせをして、こちらの要望が正確に伝わっているか確認することも重要です。
そのため、以下の点も合わせて確認しておきましょう。
これから物件を購入する場合は、物件探しから施工まで「ワンストップリノベーション」対応の会社もおすすめです。
どのようなリノベーションができるかは、物件の構造や築年数などによっても変わってきます。
よって、希望するリノベーションの内容を踏まえたうえで物件探しを行うことが非常に重要です。
マンションのリノベーションを希望する場合は、戸建ての実績だけでなくマンションの実績もあることを確認しましょう。
マンションの場合、どこでも自由にリノベーションできるわけではありません。
玄関ドアやバルコニーは移動や交換、塗り替えができないことが多く、水廻りを移動させるにはマンション全体の配管経路に配慮しなければなりません。その他、マンションごとに細かな規定がある場合も多いです。
マンションリノベーションの実績がある会社なら、こうしたマンション特有の注意点にも精通しているため、安心して依頼することができます。
すでに物件のエリアが決まっている場合は、そのエリアでの施工が可能な会社かどうかもチェックしましょう。
特にリノベーション専門会社など規模が小さい会社の場合、対象エリアが限られていることが多いです。
効率的な会社探しの方法としては、「リノベーション 〇〇(地域名)」などと検索することがおすすめです。
そのエリアを対象としているリノベーション会社の公式ホームページや一覧がヒットします。
リノベーションによって家の性能・快適性を向上させたい場合は、それができる会社かどうかを事前に確認しましょう。
リノベーションには、デザインを一新するという考え方もあり、デザインを得意としているリノベーション会社もあります 。
しかし、居心地の良い住まいにするためには見た目だけでなく、収納や防音、断熱など家の性能そのものを向上させる必要があります。
また、広さが限られている場合には、動線の設計や住宅設備のサイズにも気を配らなければなりません。
こうした点を踏まえてリノベーションをするには、専門的な知識と高い施工技術が必要なので、家の性能を向上させる施工の実績があり、信頼のおける会社を選ぶことが重要です。
インテリックスは、1995年7月に設立し、新築か中古しか選択肢がなかった従来のマンション購入に、中古マンションリノベーションを創造しました。
以来これまでに累計2万5千戸(2022年12月時点)の販売を行なってまいりました。
今回、ご紹介した記事では、不動産会社系リノベーション会社の先駆けとなります。物件の仕入れから、リノベーションまでワンストップで行えるのが強みです。
リノベーションは関連会社の「インテリックス空間設計」が行います。
ひとつひとつ構造や状況が異なる中古マンションを、細かく測定し、検査し、丁寧に施工し、保証する。そうしたリノベーションを年間1,000件以上手がけてまいりました。
すでにリノベーションされたマンションに住みたい方には、「エコキューブ」導入済み物件がおすすめです。
その理由を3つ紹介していきます。
エコキューブは、快適な住み心地を実現するための断熱性能を高めたリノベーションマンションです。
断熱性が高い家は、夏は涼しく、冬は暖かい、1年を通した居心地の良さを可能にします。
ただし、どこまでの断熱リノベーションが必要かは、物件の築年数や条件によって異なります。
そこでエコキューブでは、物件ごとに温熱計算を実施したうえで、適切なリノベーションを行なっています。
必要に応じて断熱材や内窓(樹脂製サッシ)を設置し、高気密・高断熱の家にすることで、1年中快適な住まいを実現します。
高い断熱性は室温だけでなく、健康にも良い影響をもたらします。
断熱性の高い家に住むことでせきやのどの痛み、アトピー性皮膚炎が改善したという研究結果も出ています。他にも、結露が大幅に減ることでカビの発生を防ぐ効果もあります。
エコキューブは熱交換式換気システムを搭載し、外気を室温に近づけた状態で取り込むことができます。
そのため、室温を快適に保ちながら、24時間新鮮な空気を取り込み、冷暖房費も抑えられます。
断熱効果の高い部屋で熱交換式換気システムを作動させ、空気を循環させることで、室内の温度を一定に保ちます。
また、熱交換式換気システムには高機能フィルターが内蔵されているので、花粉や粉じんの侵入も防ぎ、花粉症などのアレルギーをお持ちの方にも安心です。
本記事でも紹介した通り、マンションのリノベーションでは、それぞれのマンションに独自の規定があり、マンションリノベーションに精通した会社を選ぶことが重要です。
その点、エコキューブを展開するインテリックスは、日本でいち早くリノベーション済マンションの販売を始めた会社であり、2万件以上のマンションリノベーションの施工実績を持っています。
エコキューブは都市部に多数展開しているため、幅広いエリアで物件を探すことができることもメリットです。通勤や学区、間取りなど、ライフスタイルに合ったエリアや条件から選ぶことが可能です。
リノベーションでは、自身の優先順位の整理と、信頼できる会社選びが重要です。
マンションリノベーションに豊富な実績を持つインテリックスの省エネリノベーションマンション「エコキューブ」なら、1年中快適な暮らしが叶います。
リノベーション物件でありながら、物件購入後のリノベーション会社選びやプラン決め、施工に時間やコストをかけることなく、すぐに入居できる点も魅力です。
リノベーション済マンションや省エネリノベーションに興味がある方は、ぜひ一度お問い合わせください。