近年のリノベーション人気の高まりにより、リノベーションでどんなことが実現できるのか、気になっている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、リノベーションで実現できることや、リノベーションした住宅を手に入れる方法などをわかりやすく解説します。
もくじ
リノベーション(renovation)とは、英語で「革新」や「刷新」、「修復」などを意味する言葉です。
住まいに関するリノベーションは、戸建て住宅やマンションなど既存の建物に大規模な改修工事を施すことによって、快適な空間を実現し、機能性や性能を向上させるなど、新しい価値を生み出すことを意味します。
たとえば、家族構成やデザインの好み、ライフスタイルは時間の経過と共に変化します。
それらの変化に合わせて間取りや設備、内装や外装を改修することなどをリノベーションと呼びます。また、耐震性・耐久性を向上させるための壁の補修などもリノベーションです。
リノベーションに似た言葉に「リフォーム」があります。
リフォームとは、壁紙の張り替えや老朽化した設備の修理・交換など、新築当時の状態に近づけることを目的にした改修工事を指します。
機能性や性能の向上を目的としない点で、リノベーションと区別して用いられます。
ただし、近年では、リノベーションとリフォームが同じような意味合いで使われる場合もあります。
住宅会社の資料やホームページを見るときは、どちらの意味合いで使われているか注意しておきましょう。
リノベーションで実現できることには、主に次の3つがあげられます。
それぞれについて以下で解説します。
外壁や床の断熱材を入れ替えたり、外壁や屋根を断熱塗料で塗装したりすることで断熱性を上げることができます。
また、窓のサッシを交換したり、内窓を取り付けたりすることでも断熱性能の向上が期待できます。
断熱リノベーションによって、冬は暖かく結露しにくく、夏は涼しく快適に過ごせる住まいとなり、快適な暮らしを実現できます。
また、家の中の温度差を少なくすることによってヒートショックのリスクを低減できる他、結露を防ぐことでカビの発生も抑えられるためアレルギーの原因を減らすなど、健康面のケアにもつながります。
家族構成やライフスタイルの変化、好みのデザインなどに合わせて住まいの間取りを一新できることは、リノベーションの魅力の一つです。
自宅の建て替えや買い替えをする必要がないため、生活環境を変えずに、あたらしくなった家での暮らしをはじめられることも魅力的です。
たとえば、寝室を必要最小限にしてリビングを広くしたり、キッチンを対面型に変えたり、収納スペースをたっぷりと取ってウォークインクローゼットにしたり、それぞれの暮らし方に合わせた間取りを取り入れることができます。
キッチンやトイレなど、古くなった水周りの設備を新しくすることで、より便利で快適な生活を送ることができます。
それだけでなく、経年劣化した水道管や排水管など見えない部分や冷暖房・換気設備なども一新することによって、水圧の減少や水漏れ、冷暖房機能の低下などの不具合が発生しにくく、ストレスフリーな住まいで暮らせるようになります。
また、旧耐震基準で建築されている住まいの構造を強化して耐震性を高めたり、建築資材を自然素材に変えてシックハウス症候群の原因を取り除いたりすることで、安心・安全な住まいを実現することもできます。
リノベーションには主に4つのメリットがあります。以下でくわしく解説します。
リノベーションは、既存の建物の傷んだ部分を修復するだけの工事ではありません。
ライフスタイルや家族構成の変化に応じて日々の生活を快適にすることや、新しい設備や好みのデザインなどを取り入れることによって、住む人にとっての住まいの価値を上げることができます。
既存の住宅を解体しゼロから再建築するケースに比べ、既存の住宅の構造を活用するリノベーションは、環境にやさしい方法といえます。
リノベーションのメリットとして、新築であることを優先した場合に比べて、幅広い選択肢のなかから住まいを選ぶことができることがあげられます。
たとえば、同じ予算・同じ地域で、新築であることを優先して住まいを探す場合に比べ、中古物件はコストを抑えることができるため、利便性などよりよい環境を選ぶための予算が多くなり、物件の選択肢が広くなります。
また中古住宅において環境や地域、立地の優先順位が高くない場合、機能や性能の向上、自分自身の好みのデザインにすることに費用をかけるなど、「何に費用をかけるか」の優先順位の設定を柔軟に行うことも可能です。
よってリノベーション物件では、幅広い物件の選択肢があり、一方で柔軟な優先順位を設定して住まいを選ぶことができます。
リノベーションのもう一つのメリットは、古い物件を活かしながら現代的で快適な暮らしを実現できることです。
日本の住宅における断熱性の基準は海外に比べ低く、近年この改善に取り組んできます。
このため、古い物件では断熱性能・気密性が低いため夏は暑く冬は寒い原因となっています。
リノベーションによって断熱性能や気密性を上げることで、快適な住環境にすることも可能です。
リノベーションで断熱性能や気密性を高めることで冷暖房による消費電力を抑えることができ 、日々の家計を抑えることができるメリットもあります。
また、リノベーションによるバリアフリー化を行い、老後も暮らしやすい住まいを実現し、将来に備えることも可能です。
新築住宅に比べコストを抑えることができる他、立地や環境、機能性や性能、デザインなど、予算をかける要素・かけない要素をそれぞれが調整できることもリノベーションのメリットです。
コストを抑えて住まいを手に入れて家計を調整することで、家具・家電、レジャーや趣味にお金をかけるなど、生活を楽しむ要素にお金をかけることも可能です。
実際にリノベーション物件で暮らしてみたいと思っても、どうしたらいいのかわからないという人もいるでしょう。
リノベーション物件を手に入れるための選択肢は主に3つあります。以下、それぞれについて解説します。
まず、中古物件を購入して、自分たちの好みに合わせてリノベーションするという選択肢があります。
「自分たちのテイストに合わせた個性的な家づくりを、計画段階から楽しみたい」という方に向いている方法です。
ただしマンションなどの集合住宅においては、規制や規則などがあり、希望通りのリノベーションができない場合もあるので、物件探しの段階でしっかりと確認する必要があります。
こだわりを反映させることで想定していた以上にリノベーション費用がかかってしまうこともあるため、物件探しの前に、リノベーションを依頼したい会社へ自身の希望と費用感などを相談しておくことをおすすめします。
リノベーション費用を大まかに把握することで、物件探しの予算を把握することができますので、まずはリノベーション会社を探すことからはじめましょう。
中古物件を探すのでなく、現在、暮らしている自宅や、両親、祖父母などの家を譲り受けてリノベーションする方法もあります。
この場合のメリットは、既に住んでいる家であるため、不便なところはどこか、どのように変えたら住みやすいかを具体的にイメージできることです。
ただし、築年数よっては修理・交換が必要な箇所が多くなり、費用がかかってしまう場合もあるため、注意が必要です。
また、リノベーションの内容によっては、親族からのリノベーション費用の援助に対し、贈与税の非課税措置が適用されるケースもあるため、リノベーションを依頼する会社の担当者に確認しておきましょう。
あらかじめリノベーションを済ませた状態の中古物件を購入するという方法もあります。
リノベーション後の物件を実際に見て、納得の上で購入できるため、自分でリノベーションを行なった際の「こんなはずじゃなかった!」といったトラブルを減らすことができます。
また、リノベーション済みの物件であれば、プランニングや工事の時間がかからないため、物件の購入後、すぐに住み始めることができます。
転勤や新入学といった新生活を控えている場合など、住まいにこだわりながら、できるだけはやく入居を決めたいという人にはリノベーション済みの物件がおすすめです。
インテリックスの省エネリノベーション エコキューブは、リノベーション済みの中古マンションを購入したい方におすすめです。その4つの理由について、お伝えします。
快適な住まいを作るために必要な工事は、築年数や構造、立地など、住まいによってさまざまです。
エコキューブでは、省エネ住宅支援ツール(主に【建もの燃費ナビ®】などの温熱計算ソフト)に、物件の立地や構造などの条件をあわせた弊社基準を用いてリノベーション前後の住宅消費エネルギー消費量や冷暖房費(冷房負荷26度、暖房負荷22度。エアコンのみで算出)のシュミレーションを行います。
このシュミレーションを基に、物件ごとに適切な断熱計画を策定します。
このため、エコキューブなら、本来必要な工事を減らしてしまうことも、必要十分以上の工事をすることもなくそれぞれの物件に適したリノベーションによって住宅性能を向上させることが可能です。
エコキューブの断熱リノベーションでは、一般的なグラスウールの約2倍の断熱・吸水性能を持つ断熱材を使用しています。
これによって、住みはじめの頃から長期間にわたって高い断熱性を発揮することが可能になります。くわえて、家の中で最も熱が逃げやすい窓には、樹脂製の内窓を設置することによってさらに高い断熱効果や遮音効果を実現しています。
近畿大学の岩前教授が実施した調査によると、断熱性の高い住まいに転居したことによって、気管支喘息やアトピー、花粉症、手足の冷えなどの症状が改善したという結果が報告されています。
また、国土交通省ほか、さまざまな研究機関により、高断熱住宅が健康に良い影響をもたらすといった調査・研究結果が発表されています。
URL https://www.ecocube.net/evidence/index.html
エコキューブでは、部屋の条件や断熱性能に合わせエネルギー消費効率の良い高効率エアコンを設置し、室内の適切な温度調整を行います。
それによって、従来の冷暖房費と比べて大幅に費用を抑えることが可能です。
たとえば、1LDK・約65平方メートルの物件に1年住んだと仮定して冷暖房費をシミュレーションした場合、エコキューブ施工前の冷暖房は、年間で約11万円でした。
一方、エコキューブ施工後では冷暖房費が年間で約1万1千円と、大幅に冷暖房費を下げられたという計算結果が出ています。
URL https://www.ecocube.net/evidence/index.html
また、エコキューブでは冷暖房費を抑えるだけでなく、メンテナンスの手間や費用も抑えることができるため、長く住むほどに節約効果が高まるといえるのです。
エコキューブ最大の特徴は室内の空気の質を向上させることです。
高機能熱交換式換気システムにより、換気能力が高いことはもちろん、屋外の空気を室温に近づけた状態で取り入れることができるため、窓を開けなくても24時間365日、新鮮かつ快適な空気の中で生活することができます。
また、高性能フィルターが花粉や粉じんなどの侵入を防止するため、花粉症や特定のアレルギーを持つ方には嬉しい機能がついています。
ここまで、リノベーションは、住まいの機能性や性能を向上し、快適な空間をつくることができると紹介してきました。
また、中古物件や今住んでいる家をリノベーションする、もしくはリノベーション済みの物件を購入することで、リノベーションを施した住まいを手に入れられることもお伝えしました。
これまでの住まい探しは、立地や広さ、価格などの要素が重要とされてきました。
エコキューブはリノベーション済み物件の選択肢として「快適な暮らし」を創ろうと住宅性能を高めた物件の提供に取り組んでいます。
インテリックスでは、都心部など利便性の高い立地に、リノベーション済みのマンションを多数ご用意しております。
エコキューブ物件のご案内はもちろん、お好みに応じてエコキューブ導入のリノベーション工事を行うことも可能です。
1年中快適で健やかな暮らしを実現する省エネリノベーションマンション「エコキューブ」にご興味がある方は、ぜひお気軽にインテリックスお問い合わせください。