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リノベーション済マンションとは?メリット・デメリットや選び方のコツを解説 

2024.03.03 2024.03.03

新築マンション、中古マンションに続く新しい物件選びの選択肢として、近年注目度を高めているリノベーション済マンション。しかしリノベーション済マンションについて、深く理解しているという方は決して多くはないでしょう。

そこで今回は、リノベーション済マンションの概要やそのメリット・デメリット、さらに物件選びのコツについて、詳しく解説します。

リノベーション済マンションとは 

リノヴェックスマンション

リノベーション済マンションとは、内装や設備などがリノベーション(修復・刷新)された状態で販売されている中古マンションのことです。 

一般社団法人リノベーション協議会によるリノベーションの定義によると、中古住宅に対して、機能・価値の再生のための改修、その家での暮らし全体に対処した包括的な改修を行ったものが、リノベーション物件であるとされています。 

そのためリノベーションは大規模な刷新が行われているケースが多く、間取りや内外装を刷新するのはもちろん、水・電気・ガスなどのライフラインや構造躯体の性能を必要に応じて更新・改修しているケースもあります。 

似た意味を持つ言葉にリフォームがありますが、こちらはどちらかと言えば原状復帰を指して使われるケースが多く、古くなった壁紙を新しくしたり、キッチンやトイレなどの設備を最新のものにしたりなど、新築時の状態に戻すという意味合いで用いられるのが一般的です。 

リノベーション済マンションのメリット 

ここからは、リノベーション済マンションのメリットについて見ていきましょう。大規模な修復・刷新を行うリノベーションだからこそメリットは数多く存在します。 

価格面での魅力 

リノベーション済マンションは、あくまでも中古物件ではあるため、新築マンションに比べると価格が安く抑えられているケースがほとんどです。また中古物件を自身で改めてリノベーションする場合と比べても、リノベーション済マンションの方が業者価格で工事が行われていることが多く、総額が安くなるケースが多いでしょう。 

加えて、販売価格が事前に分かっているというのも大きな魅力で、リノベーションを進める過程で予算がオーバーしてしまうといったような不安なく、前もって資金計画をしっかり立てた上で購入を検討していけるのもメリットです。 

新築のような快適さ 

大規模な刷新・改修を行うケースが多いリノベーション済マンションの場合、内装や設備はすべて一新され新築と同様の快適さを得ることができるようになっていることも少なくありません。

特に各種設備に関しては、各メーカーたちが日々より便利で快適なものを開発していますから、旧式と最新式では使い勝手が大きく異なってくるはずです。

さらに、中身を一新しているからこそ前の居住者の使用感などを感じることがなく、新築物件に引っ越したような感覚でいられるのも魅力の一つです。 

手間が少なく、すぐに住むことができる

中古マンションを購入して自身でリノベーションをする場合、どのような内容で工事を行うのかを決めるプランニングや、実際の工事を行う施工期間を経て、ようやくその物件への入居が可能になります。

当然、リノベーションの規模が大きくなれば、プランニングや施工に掛かる時間も増えていきますから、物件購入から入居までに数ヵ月以上の時間を要するケースもあるでしょう。 

しかしリノベーション済マンションであれば、既に施工が完了しており、購入の手続きが完了すればすぐにでも入居することができます。こうしたフットワークの軽さは、リノベーション済マンションならではのメリットです。 

住宅ローンをまとめられる 

自身でリノベーションを行う場合、当然ながら物件費用とリノベーション費用は別物になり、キャッシュでの支払いを行わない場合は物件とリノベーションでそれぞれローンを組まなければならないケースも多くあります。

そして、リフォームローンのようなリノベーション費用にあてられるローンは、住宅ローンに比べると期間が短かったり金利が高かったりすることが多く、費用負担が大きくなってしまうケースもあるでしょう。 

リノベーション済マンションの場合は、物件費用の中にリノベーション費用も組み込まれている形になるため、ローンを組む場合も住宅ローン一つで問題ありません。資金計画を立てやすくなるはずです。 

リノベーション済マンションのデメリット 

リノベーション済マンションのメリットについて見てきましたが、物件選びの際にはデメリットの部分にもしっかりと焦点を当てることが大切。ここからはリノベーション済マンションのデメリットについて見ていきましょう。 

間取りや設備が決まっている 

リノベーション済マンションでは、既に業者の方でリノベーションを行った物件から自分の好みにあったものを選ぶ形になるため、間取りや設備などを自分で選ぶことはできません。「この部分は良いけど、この部分はあまり好みではない」など、完全に自分の理想とする条件の物件を見つけるためには、それなりに時間や体力が必要になってくるでしょう。 

もちろん、リノベーション済マンション購入後、改めて自身で再リノベーションを行うことは可能ですが、その場合は費用や入居までに掛かる期間が余分に必要になることは避けられません。 

施工の過程が見えない 

リノベーション済マンションは、基本的にはリノベーションが行われた後の状態で内覧を行い、購入を検討することになります。そのため、具体的にどこをリノベーションしたのか、リノベーション前はどのようになっていたかなどは、自分から積極的に情報を拾いに行かなければ知ることができません。場合によっては、壁紙の下地が痛んでしまっていたり、給排水のような見えないところの設備が劣化していたりするケースもあるでしょう。 

トラブルを避けるためには、信用できる不動産会社かどうかを事前に確認したり、リノベーション工事の記録が記載された住宅履歴などの資料を見たりなど、目の前のキラキラした情報のみに惑わされないようにすることが大切です。 

建物の耐久性の不安 

リノベーション済マンションは、新築と同レベルの内装や設備を得られるのが大きなメリットですが、中古物件であることに変わりはなく、躯体を含めた物件内部までもがリノベーションされるわけではありません。場合によっては、建物の耐久性に不安を感じる物件もあるでしょう。 

地震や台風など、自然災害も多くなっている昨今、建物の耐久性に関しては新築マンションの方が安心感があると感じる方も多いでしょう。

リノベーション済マンションの選び方 

物件探しではどのような点を考慮すればよいのでしょうか。リノベーション済マンションを選ぶ際に考えておきたいポイントや、整理しておくべきポイントを紹介します。 

希望条件の整理 

まずは、どのような家に住みたいのか希望条件を整理します。物件購入の予算や間取り、広さ、立地や駅からのアクセスなど、希望を洗い出しましょう。 

その際、理想の暮らしを実現する上で必要なポイントも整理します。学校や病院へのアクセスやペット飼育の可否、インターネット環境、電気や水道の容量など、現状のライフスタイルだけでなく、将来の暮らしも見越した上で検討することが大切です。 

気になる物件が希望条件を満たしているかどうかは、販売会社を通じて管理組合などに確認してもらうとよいでしょう。 

販売会社の選定 

リノベーション済マンションは、様々な販売会社が取り扱っています。各会社の販売実績や口コミなどをチェックし、信頼できる販売会社を選定しましょう。 

アフターサービスを提供しているかも重要な要素です。定期点検や、急なトラブルに対する緊急対応といったアフターサービスを、どの程度の期間保証してくれるかまで確認しましょう。

なお、物件に不備があり契約に適合していない場合、売主が対応しなければならないことが定められた「契約不適合責任」という民法もありますので、制度についてもチェックしておくことをおすすめします。 

物件の仕様やマンション規約の確認 

マンションの築年数をはじめとする物件の仕様や、マンション規定の確認を怠らないようにしましょう。特に、マンション共有部の改修のために毎月支払う修繕積立費の金額は、住宅ローンとは別にかかる費用なので、十分にチェックしておきたいところです。 

また、エントランスやポスト、廊下、駐輪場、ゴミ収集場所などの共有部がきれいに使われているかも確認することをおすすめします。ゴミが散乱していたり汚れていたりする場合、マンションの管理や住民のマナーに何かしらの問題がある可能性があります。 

リノベーション済マンションを購入の際の注意点 

リノベーション済マンションを購入する際、物件の見た目の美しさやデザイン性、立地といった条件だけをチェックしてしまうと、後々後悔につながってしまうおそれがあります。ここからは、購入時におさえておきたいポイントを紹介します。 

リノベーションの品質の確認 

素人目には美しく見える内装であっても、目に見えない部分のリノベーションがおろそかになっており、居住性に問題が出てくるリスクがあります。古い水道配管が交換されていないと水漏れのトラブルにつながりますし、間取りの変更に伴い防音性が低下している可能性もあります。

また、断熱性能が不十分なことで生じる壁紙のカビを、新しい壁紙に貼り替えて隠しただけであれば、再度カビが発生してしまうでしょう。 

リノベーションの品質を確認するためには、工事の工程などを販売会社にヒアリングしたり、必要に応じて第三者機関にホームインスペクション(住宅診断)を依頼することもできます。

また、リノベーションの品質を保つための仕組みを取り入れている会社を選ぶようにするのもよいでしょう。 

追加のリノベーション可否の確認 

リノベーション済マンションをさらに自分好みにリノベーションしたいという場合は、事前に追加工事できるかを確認しておきましょう。床材や間取りの変更が禁止されているなど、マンションの管理規約によってリフォームに関する条件が定められています。条件はマンションによって様々なので、追加リノベーションを検討する際は必ずチェックしましょう。 

また、壁で建物を支える壁式構造のマンションは、間取りを変更できないケースが多いです。部屋の仕切りを取り払ったり、大きく間取りを変更したりしたい場合は、マンション構造も確認しておきましょう。 

インテリックスのリノヴェックスマンションについて 

中古マンションのリノベーションで、業界トップの品質と実績を誇るインテリックスがお届けするリノベーション済マンションが、「リノヴェックスマンション」です。 

築年数の経過した中古マンションを一戸単位で取得し、企画設計を行いリノベーションを施した上で、最長20年のアフターサービス保証を付けて販売。

さらにリノヴェックスマンションでは、物件ごとにリノベーション内容を記載した住宅履歴を開示。目に見えない部分についても、独自の検査項目や第三者機関の基準に沿った点検内容をクリアするなど、一定かつ高品質を保っており、快適な暮らしを実現いたします。 

ここからは、インテリックスのリノヴェックスマンションの実績や特長について紹介します。 

実績 

2003年10月に商標登録して以来、20年以上に渡りお客様に支持されてきたリノヴェックスマンション。インテリックスが販売してきたリノヴェックスマンションの販売累計戸数は、2万戸以上、つまり、2万世帯以上の新しい暮らしを支えてきました。(2023年5月現在)

また、厳しい品質基準を満たした優良なリノベーション物件に与えられる「R1住宅」の発行件数も、3年連続1位を獲得しています。(2023年6月現在)

中古マンションを熟知し、数多くのリノベーションを手がけてきたインテリックスだからこそお届けできるのが、リノヴェックスマンションなのです。 

品質 

インテリックスがこだわるのは、徹底したリノベーション品質です。検査項目は約300ヵ所にものぼり、厳しいチェックをクリアした物件のみを販売。

さらに一つひとつの物件は、一般社団法人リノベーション協議会が定める、優良なリノベーションの統一規格「適合リノベーション住宅(R住宅)」に適合しており、発行件数ランキングでも3年連続1位。(2023年6月現在)

また住宅履歴のデータ保管も行っており、点検やメンテナンスがしやすくなるのはもちろん、将来売却する際にも役立ちます。 

アフターサービス 

自社内にアフターサービス専門部署を持つインテリックスでは、業界でも初となる最長20年のアフターサービス保証を実現※1。給排水管・ガス管・電気等、大切な設備がしっかりと保証されているので、長く安心してお住まいいただけます。

またそれ以外にも、購入1年後に、自宅を無料点検・補修する1年点検サービスを導入※2。実際に住むことで見えてきたお困りごとも、しっかり解決へと導きます。こうした取り組みの結果、アフターサービス満足度95.05%という数字も達成しました。※3 

※1 給排水管を新規交換した場合 
※2 首都圏のみ実施中。 
※3 2021年10月~2023年3月の間にリノヴェックスマンションをご購入頂き、アンケートにてご満足と回答頂いたお客様の割合 

まとめ 

リノベーション済マンションの概要やメリット、デメリット、選ぶ際のポイントなどについて解説してきました。 

リノベーション済マンションは手ごろな価格でありながら、新築のように美しく快適な環境で暮らせるのが魅力です。また、既にリフォームされているのですぐに入居でき、新しい暮らしをスタートさせられるのもメリットです。

一方、決まった間取りや内装の物件から選ぶことになるので、自分自身でリノベーションするよりも自由度が低く、目に見えない部分の劣化や建物の耐久性に問題を抱えている可能性も否定できません。

リノベーション済マンションを購入する際は、信頼できる販売会社を選定し、リノベーションの品質を厳しい目でチェックすることをおすすめします。 

今回紹介した内容を参考に物件選びを進め、理想の暮らしを実現してください。 

インテリックスのリノベーション済マンション

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